スマホやパソコンに触れてる時、料理をしてる時など、ふと手元に目を向けるとなんだか爪がぼこぼこしている。これまでこんなことはなかったのに。しかも中指や薬指など、1本だけにしか症状が出てない。これって何かの病気なの?、と心配になりますよね。

 

爪は健康の「バロメーター」とも言われるほど健康状態をよく表す部位でもあります。そのため、爪を見るだけで様々な症状や状態を確認することができます。
今回は爪のバロメーターを元に、原因と改善方法をご紹介いたします。

爪に入った縦線

爪に出る症状のうち、最も見かけるのがはっきりと見える白い縦方向の線や溝。この症状を爪甲縦条(そうこうじゅうじょう)と言います。この症状にはほぼ病気の可能性はありません。この白い縦線が見受けられる場合は「乾燥」と「加齢」が主な原因です。
普段あまり水を飲まなかったり、必要以上に油分をカットした食事をしていたり、また亜鉛が不足すると症状がでやすいと言われております。
20代の頃にはあまり見られないが、年齢を重ねるととも胃腸の働きが衰え、爪にまで栄養素が行き届かなくなるため、誰にでも症状がでてくる可能性があります。

改善方法


乾燥から爪を守るためには、ネイルオイルやハンドクリームを使用し、しっかりと爪の保湿を行うと同時に、食事の際にはコップ1杯以上のお水を飲むなど、こまめなに水を飲む習慣を心がけ体内から保湿力を高めたいですね。
また、寒い時期は特にですが、熱意お湯で水回りの家事を行なってしまうと、本来手肌に必要な油分まで落ちてしまうので、ぬるめのお湯にしたり、ゴム手袋を使うなどするといいですね。他にもマッサージをするなど血行を良くし、爪のターンオーバーを促進させると尚よしです。

爪に入った横線

横方向の線が爪に入っている場合は爪甲横溝(そうこうおうこう)と言い、「爪への負担」と「栄養不足」が主な原因です。爪甲横溝は後から爪に入るのではなく、爪が生えてくる際にすでに横線が入っているそうで、爪を作る爪母がうまく働かなかいと横線の入った爪が生えてくるみたいです。
なので爪のどの位置に横線が入っているかでいつ健康状態が良くなかったのかを知ることができますね。(ちなみに成人の爪は1日に0.1ミリ伸びるそうです)
また、どの指に現れるかによってもカラダの調子が悪いところが見えてきます。
親指…精神的ストレスや過労
人差し指…皮膚トラブル
中指…尿酸の排泄不良
薬指…気管支系や目のトラブル
小指…神経痛など

改善方法


栄養不足が原因で爪甲横溝になる方はタンパク質、ビタミン、鉄分を意識して撮りたいですね。爪は髪と同じケラチンというタンパク質が主成分なため、お肉や魚、大豆せ品などを積極的に食べるよう心がけましょう。また、ケラチンを作るために必要な「ビタミンA」や、爪を丈夫にし、爪の細胞を再生するための「ビタミンB2」、ツヤと潤いををもたらす「ビタミンE」や、ひじきや小松菜などに含まれる「鉄分」なども合わせて摂れれば効果的です。
爪のお手入れをする際は甘皮処理をすることで、爪のシルエットも美しくなりますが、爪甲横溝がでてくると見た目も悪くなり、元も子もないのでやりすぎはNGです。

特定の指の爪だけ凸凹している

特定の爪だけ凸凹しているなどの症状でてくる場合は「日常の癖」が原因になっていることもあります。
無意識のうちに爪を噛んだり、甘皮をいじったりする人は意外と多いです。
他にも栄養不足、睡眠不足、過労、マニキュアなどによる爪への負担、原因として考えられます。
改善方法


前項でご紹介したよう栄養素を多く取り入れてみたり、生活習慣を見直し、十分な睡眠をとる、ついついやってしまう癖などを意識的にやめる、正しい爪のケアを身につけるなどが大切です。

 

他にも、爪に黒い筋が見られる場合は、メラノーマ〈爪下悪性黒色腫〉という爪の下にできる皮膚ガンや、黒い縦線が複数本ある場合は、難病に指定されている、アジソン病〈副腎低形成〉(副腎臓皮質ホルモンが低下してしまう病気)などの可能性も爪が知らせてくれてる場合もあるので、1回につき、1〜2分あれば十分確認できるので気になった方は確認してみてはいかがですか?

 

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